【徒然読書日記】 その55 バリスタ
コーヒーを入れ、提供するプロ「バリスタ」
そんな職業に就く主人公が喫茶店、バー、
競技大会など様々な立場でコーヒーと
触れ合う。
そこで出会う人々も多種多様だ。
大手接客業や個人経営店、趣味がこうじた
一般人、立ち位置が変われば見えるものが
変わる。
品質や供給体制の問題、業界構造そのものが
抱える農園の不遇。収益を得られない珈琲
農園を辞め、麻薬栽培に手を出す農園が後を
絶たないなどこれまで知ることはなかった。
珈琲というものをこれまでと違った目で
見るきっかけとなった。
小難しいことを言ったが、やはり珈琲マンガ
としての見どころは美味しそうな珈琲だ。
エスプレッソ、カフェオレ、ラテアートに
お酒やクリームを加えたアレンジ。
淹れ方による違い、豆が持つ特色。
読んでいると自分でも珈琲を入れて
みたくなる。
もともと珈琲は好きだったが、この本を
読んでから器具や豆にこれまで以上に
こだわるようになった。
そちらについても後日、文に記載したい。